普通貨物車の自動車保険は、家庭用ではなく事業用のため家庭用の自動車保険に加入できません。家庭用の自動車保険のような等級継承や運転者年齢条件割引は通常適用されません。
自家用車と比べてやや特殊なトラックの自動車保険を少しでも安く加入する方法を説明します。
トラックの任意保険料は高い
事業用の保険は、車両料率の設定が高くされており、車両保険をオプションでつけると保険料の負担が大きくなります。
しかし、代理店型の自動車保険の中には事業者ナンバーの等級継承ができたり、運転者年齢条件が適用されたりする代理店もあります。
軽トラックの場合はこちらの記事が参考になります。
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軽トラックの維持費の自動車保険料の割合(軽貨物・4ナンバー)
ご自宅で農業などの仕事をされている方で、軽トラックの購入を考えている方もいると思います。 軽トラックには「軽」という文字がつくので、一般的な軽自動車と変わらないと考えている方も多いのではないでしょうか ...
2tトラックはダイレクト型自動車保険に加入が難しい
事業用の自動車保険はダイレクト型の保険会社に加入できないことが多いです。最大積載量が2tを超える場合、保険契約をしてくれない保険会社があります。
保険契約できるとしてもダイレクト型の保険会社の特徴であるネットで申し込むことができず、直接電話で契約を結ぶ必要があります。
理店型の自動車保険の方が保険料は割高になる傾向があり、代理店型の自動車保険より通販型やダイレクト型の自動車保険の方が保険料が安く済むのは、家庭用の自動車保険も一緒です。
トラックの保険料を少しでも安くしたいなら、事業用の自動車保険専用一括見積もりサイトがおすすめです。
トラックの車両保険は必須ではない
事業用の車両保険も家庭用の車両保険と同じ考えで、古いトラックで車両価値が低いのならば、車両保険に加入する必要がありません。しかし、新しいトラック場合は車両保険をつけておく方が安心でしょう。
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高額な1ナンバーの自動車保険を安くする方法
【1ナンバー車の保険料は高い】 1ナンバー車は普通貨物自動車やトラック等として登録が行われる事が多い為、1台の車をたくさんの人が使用するケースが多い為、一般的な乗用車等の様な家族割引や年齢制限等の特約 ...
トラックの維持費の種類と金額
トラックは普通車に比べて車両のサイズが大きいので購入する時だけでなく維持していく時も費用がかかってしまいます。トラックを所有すると維持費が高くなると不安に感じている人もいますが、実際にどのぐらいの費用がかかるのか見ていく事にしましょう。
・ガソリン代
トラックは2tと4tがありますが、レギュラーガソリンを入れると1リッター130円になるので満タンにすると2tトラックが5000円ぐらいで4tトラックが6000円ぐらいになります。それで1ヶ月に2回入れると過程すると1年間で2tトラックが約12万円、4tトラックが約14万4000円のガソリン代がかかります。
・車検代
トラックを所有すると定期的に車検を受けなければいけません。車検は新車の頃はそれほどかかりませんが、年数が経過してくるといろいろな部品が劣化してくるので費用が高くなってしまいます。新車の時の車検の費用は10万円以下で抑えられる事も多いですが、年数が経過した時の車検の費用は20万円以上の費用がかかる事が多いです。
・税金
トラックを所有していると自動車税と重量税がかかります。自動車税は事業用の2tトラックが9000円で4tトラックが1万5000円になります。また自家用の2tトラックは1万1500円、4tトラックは2万500円になります。重量税は事業用の2tトラックが5200円で4tトラックが1万400円になります。また自家用の2tトラックは6600円、4tトラックは1万6400円になります。