障害者の自動車保険には、障害者の方を乗せる福祉車両を対象にしたタイプと、障害者の方が自分で運転するタイプなどがあります。自動車保険の割引率などは、保険会社によって様々になります。
自動車保険の福祉車両割引は3%が多い
福祉車両の割引がある場合の割引率は3%の保険会社が多いです。
すべての保険会社でこの割引があるわけではありません。代表的な保険会社は以下です。
損保ジャパン日本興亜:3%
朝日火災:3%
全労済のマイカー共済:7%
ただし、福祉車両割引がある、もしくは割引率が高いからといって保険料がもっとも安いとは限りません。他の割引やそもそもの保険料が高い可能性があります。
他の保険会社の見積もりもとって比較する必要があります。
自動車保険の障害者割引
障害者本人が運転する場合や家族に障害者がいる場合には障害者割引が受けられる場合があります。
例えば、AIU保険であれば10%の割引となります。
ただし、自動車や運転者の年齢などの条件で保険料は保険会社によって異なります。
保険会社によって障害者割引がなくても10%以上差が出ることもありますので一度自動車保険の一括見積もりすることをおすすめします。
比較して検討することが重要です。
聴覚障害者向けのAIUのアイドラ自動車保険
聴覚障害者向けの自動車保険をやっている会社があり、その対応やサービスは障害者の方を考えたものになっています。AIU保険のアイドラ自動車保険です。
例えば、事故を起こしてしまい現場で対応する際、聴覚障害者の方にとっては誰かに間に入ってもらい、保険会社に連絡などをしなくてはなりません。
しかし、聴覚障害者の方向けに特化した保険会社は、携帯のメールによる対応や電話オペレーターを聴覚障害者の方が行っていたり、手話ができる人がやっているなど、対応の充実性を図っています。
保険会社が障害者の方へ割引をする際、障害者の範囲についての基準は、身体障害者手帳を持っている方や知的障害者の方が持っている、療育手帳や愛の手帳、みどりの手帳などの交付を受けた方となっています。
障害者の方が割引を受けるには、自動車保険に加入する際にこれらの対象となる書類の提示が必要となるので、割引適用になる可能性がある場合には、あらかじめ申告するのが大切です。
また、保険会社により障害者の方への割引適用が無い場合や、内容が様々なケースがあるので事前に確認することが必要です。
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