運転初心者はベテランよりも交通事故を起こす可能性が高いです。
なぜ事故を起こしやすいのかその注意点と事故を起こしてしまった場合の交通ルール(ペナルティ)について解説します。
運転初心者の事故率と交通事故の原因。特に注意すること
運転初心者の事故率
運転初心者の事故率は高く通常の1.7倍といわれています。
その理由として考えられるのは危険に対する認知度不足で、誤った判断や危険を予測した運転をしていないなどが挙げられます。
例えば、カーブ進入時に十分な減速をしないと、事故を起こす可能性は高くなりますが、運転初心者の場合その認知が足りない傾向です。
運転初心者の交通事故の原因
運転初心者の事故原因は信号無視や脇見運転、スピード違反などが多く、夜間帯の事故も通常より多いというデーターがあります。
原因のほとんどは、危険を察知する判断不足や察知してからの対応が遅れるなど、運転経験の少なさが主な理由と考えられます。
例えば、運転経験が長いと夜交通量が少なくても、昼間より視界が悪いためスピードを出し過ぎる運転は控える傾向ですが、運転経験が浅いと安心してスピードを出してしまいます。
ただ、経験に関わらず慎重な運転をする人もいるので、事故原因は運転経験だけが原因ではありません。
しかし、運転初心者が陥りやすい事故は警戒する必要があります。
運転初心者が特に注意することは?
運転中様々な情報が入りますが、運転初心者はその情報を処理して実行するまで時間がかかります。
その為、情報処理が遅れても対応できるように、スピードを出さない運転やいつもより確認を増やすなどの対応が必要です。
また、運転初心者は通常の運転者より一時停止などをしっかり行う傾向ですが、カーブなどの道で安全な対応ができないケースが目立つので、交差点同様の注意が大切です。
運転初心者の事故。点数と罰金と免停の条件
運転初心者の事故を防ぐには?
運転初心者は、運転に慣れた人より箇所的に注意力がある一方で、注意が必要なところを見落とす傾向があります。
運転初心者の信号無視による事故の場合、わざと信号無視をしたケースより、運転に集中し過ぎて目立たない場所にある信号機を見落としたというケースが多くあります。
また、左右の幅や車間距離などの感覚が十分ではないことが多く、経験の少なさが事故の原因になっています。
運転初心者が事故を防ぐには、正面への注意だけでなく左右や後方など、全体的に安全を確認しながら運転する必要があり、これをやるにはゆっくりゆとりを持つ運転が大切です。
運転初心者の点数や免停
初心者の点数は3点となっていて、違反点数が3点になると初心者講習を受ける必要があります。
免停の条件は累計6点となり、初めて処分された場合と1回処分、2回処分によって詳細に違いがあります。
・初めて処分された場合
累計6点で免停
・1回処分された場合
累計4点で免停
・2回処分された場合
累計2点で免停
事故の減点は被害状況によって変わります。
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運転初心者の罰金(反則金)
初心者期間で3点の減点になると、初心者講習に受講する必要があり自動車免許の講習費用は約16,000円となっています。
追突事故で人身の場合普通車で9,000円の罰金となります。
また、人身事故の罰金は被害者が提出する、交通事故診断書の内容によって変わります。